友とオムライス


・男女逆転は絶対にやめてください
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<登場人物>
海咲(みさき):
 謎系不思議キャラ。淡々としていたり、派手にリアクション取ったり。主にボケ。
志乃(しの):
 常識的しっかり者キャラ。なるべく声を荒げず、面倒になったら鉄拳。主にツッコミ。





※性別はどちらも不問です。
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!



海咲「時に志乃ちゃん」

志乃「『ちゃん』って付けるな」

海咲「・・・・・志乃ちゃん」

志乃「ていっ」

海咲「痛い!」

志乃「付けるなって言ってんだから付けるなよ!」

海咲「う〜」

志乃「不服そうな声を出しても却下。で、話しかけてきたってことは、
   何か聞きたいことでもあんの?」

海咲「うん」

志乃「なんぞ?」

海咲「あのねあのね」

志乃「ほいほい?」

海咲「・・・オムライス食べたい」

志乃「は?」

海咲「おなかすいた」

志乃「・・・・・お昼ご飯は?」

海咲「食べてない!」

志乃「食べろよ」

海咲「おウチにはカップ麺しかありませんでした」

志乃「だからって、人の家に来て飯を要求するな」

海咲「志乃ちゃんがカップ麺ばっか食べてちゃらめぇ〜って言うから・・・」

志乃「どこぞのエロ同人みたいな『ダメ〜』って表現はやめなさい。
   あと『志乃ちゃん』って呼ぶな」

海咲「う〜・・・志乃ちゃん志乃ちゃん志乃ちゃん志乃ちゃん志乃ちゃん志乃ちゃ」

志乃「(さえぎるように)だああああああああもうわかったから!ご飯な!」

海咲「わ〜い♪」

志乃「ったく。その代わり、あとで数学の課題を見せることを要求するから」

海咲「おっけ〜」

志乃「はぁ・・・なんでこんな奴とダチやってんだろ・・・・・」

海咲「それは志乃ちゃんが、『海咲がいないとらめぇ!』って言っt」

志乃「(さえぎるように)言ってないから。だからエロ同人みたいな表現は以下略!」

海咲「ぬぅ〜ん・・・・・」

志乃「なんだよ?」

海咲「いや、今ちょっと思い出し中」

志乃「え?な、何を?」

海咲「もうちょい待って。そろそろ出てくる」

志乃「何が!?どっから!?」

海咲「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜ハッ!?」

志乃「!?」

海咲「思い出した!というわけでオムライス作るの手伝う」

志乃「へ?」

海咲「タマネギと包丁よこせ〜」

志乃「あ、う、うん・・・・って、何を思い出したんだ?」

海咲「ん〜?ほら、志乃ちゃん、タマネギのみじん切りするとボロボロ泣いちゃうから」

志乃「あぁ・・・そのことか・・・・・」

海咲「だからみじん切りは任せろ〜バリバリ〜」

志乃「やめて!じゃなかった、うん、任せた。」

海咲「うおりゃあああああああああああああああああ」

志乃「叫ばなくていいから、無言でいいから。」

海咲「ふぅ、おわた」

志乃「おつかれ」

海咲「他に切るものは?」

志乃「切るものはもう無いから、洗い物しといて」

海咲「うっしゃ〜い」

志乃「やれやれ。あ、洗い物終わったら、お皿に食べる分だけご飯盛っといて。」

海咲「特盛!」

志乃「小ライスがいい?」

海咲「自重する・・・」

志乃「よろしい。」

海咲「あ、卵は甘い方がいいです」

志乃「うん、最初から砂糖は入れるつもりだったよ」

海咲「志乃様素敵!」

志乃「なんだそのリアクションは」

海咲「いやぁ、親友ゆえの以心伝心的な何かに思えて」

志乃「悪友と言ってくれた方が正しい気がするけどな」

海咲「え〜!?」

志乃「なぜそんな大げさに驚く?」

海咲「親友の方がいい〜。心の友でもいいけど」

志乃「よくわからない妥協案だな。」

海咲「志乃ちゃん、焦げる焦げる」

志乃「おっと、危ない危ない。てか海咲、いい加減ちゃん付けはやめろ」

海咲「チッ」

志乃「舌打ち!?」

海咲「ほい、チキンライス盛ったよ」

志乃「あ、うん。んじゃ、ここに入れて・・・・よっと。
   ほら、出来たよ。今日は上手く包めた」

海咲「オムライスキター!」

志乃「うん、嬉しいのはわかったから、座りなさい」

海咲「は〜い。いただきます!」

志乃「召し上がれ。って、数学の課題見せろ」

海咲「どぞ」

志乃「どうも。」

海咲「モグモグ・・・うま〜♪」

志乃「そりゃよかったね。」

海咲「志乃ちゃんがご飯作ってくれるなら、いつでも課題見せに来るレベル」

志乃「ちょっと魅力的だけど、全力で遠慮させてもらう。食費がヤバい。」

海咲「月5千円ぐらいで週2?」

志乃「それなりに本気出して考えるくらいなら自分で作れ」

海咲「いいじゃんいいじゃん。課題担当・海咲!ご飯担当・志乃ちゃん!って感じで」

志乃「微妙に釣り合わないから。課題見せてくれる対価が飯って・・・・」

海咲「テスト前に1週間みっちり勉強教えてあげてるのは誰でしょう?」

志乃「海咲さんデスネ」

海咲「志乃ちゃん、ド文系だもんね」

志乃「うっさい。苦手なもんは苦手なんだよ・・・・・」

海咲「いっそのことルームシェアしちゃえばいいんじゃね!?」

志乃「良くねぇわ」

海咲「理系科目、全部教えてやろう」

志乃「要らないです」

海咲「・・・・・赤点フラグ」

志乃「現実を突きつけないでください海咲さん」

海咲「ホントの事だし」

志乃「・・・・そいっ」

海咲「痛い!」

志乃「頭殴り続けてればバカになるかなぁ?」

海咲「やめて!海咲の頭はもうバカよ!?」

志乃「全国模試1位の阿呆が戯言を抜かしよる・・・」

海咲「てへぺろ☆」

志乃「嬲り殺したいな〜♪」

海咲「志乃ちゃん笑顔が怖いですぅ〜、っと、御馳走様でした」

志乃「お粗末様。流しに置いといて」

海咲「洗ってくる〜」

志乃「あぁありがと。」

海咲「スポンジを握る海咲の右腕が唸るぜぇぇぇえええええ」

志乃「・・・・はぁ。おふざけに付き合ってないで、さっさと課題やろう。」

海咲「志乃ちゃん志乃ちゃん」

志乃「ん〜?」

海咲「親友っていいね」

志乃「・・・・悪友、な。」

海咲「あ、訂正しよう。『美味しいオムライスを作ってくれる親友っていいn』」

志乃「(食い気味に)数秒前までの良い雰囲気を返せっ!」

海咲「痛い!」



The End.





〜おなかすいた。〜
どうも、犯人です。
性別遵守にうるさい人間がパッと思いついたのは、「性別不問台本」でした。
これなら演者とキャラの性別がど〜のこ〜のと言わなくていいもんね!
せ、製作時間約1時間の割には、頑張った方だと思い込みたい(;^・∀・^)
当の作者は夏バテでくたばっておりますが、よかったらどうぞ。
		






   
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