パンツ何色?
・男女逆転は絶対にやめてください
・ネットブロードキャスト以外の利用はご一報ください
・少しでも疑問があれば利用規約を読んで、それでも分からないなら問い合わせください
<登場人物>
日向(ひなた):
いわゆる「先生」と呼ばれる程度の職業の人。相談のメールや応対に忙しいらしい。
ゆるいくせに突拍子もないボケをかます、タチの悪いイケメン。
杜若(かきつばた):
日向の助手。事務所の掃除や雑務を任されている、ごくごく普通な性格の若い女性。
大きな胸を含むナイスバディとそれなりの美貌を持つが、彼氏いない歴=年齢。
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!
日向「つかぬ事をお聞きしますが、杜若さん」
杜若「なんですか?」
日向「パンツ何色?」
杜若「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
日向「だから、パンツ何色?」
杜若「それ、セクハラですよ?」
日向「え〜なんで〜?」
杜若「なんでって、いきなり女の子に下着の色を聞くとか、ありえませんって。」
日向「いきなりじゃないよ〜?ちゃんと断り入れたよ〜?」
杜若「それでも、明らかに話題振りが唐突でしょうに」
日向「ぶ〜ぶ〜」
杜若「はぁ。ただでさえ日向先生の唐突な行動に悩まされている私の身にもなっt」
日向「(さえぎるように)ね〜ね〜カッキー」
杜若「っ、なんですかその呼び方」
日向「いやぁ、カッキーの方が可愛いかな〜って思って」
杜若「はぁ・・・・・もう、なんですか?」
日向「パンツ何色?」
杜若「いい加減セクハラで訴えますよ?」
日向「カッキーが答えてくれないのが悪いんじゃん」
杜若「どうしてそんな質問に答えなくちゃいけないんですか?」
日向「そりゃあ・・・・・・雇い主命令?」
杜若「疑問形ってことは、断定ではないんですね」
日向「いやぁその、しっくりくる表現が思いつかなくってさぁ」
杜若「そのまま思いつかず、質問も忘れちゃってください」
日向「ヤダ!」
杜若「どこの反抗期な子供ですか!?」
日向「え!?カッキーまさかの子持ち説!?」
杜若「違います!私はまだ独り身だし、処女だし、彼氏いないし・・・・・ぐすん。」
日向「よしよしカッキー、いつか良い人に巡り合えるよ。」
杜若「うわぁぁぁあああああん(泣)」
日向「ところで杜若さん。パンツ何色?」
杜若「雰囲気ぶち壊しです」
日向「あら、涙引くの早いね」
杜若「元々メンタル面は強い方ですから」
日向「ありゃま〜。」
杜若「全く。クライアントが来ないからって仕事サボらないでください。
メールのチェックやら返信やらは済ませたんですか?」
日向「ん〜、まだ〜」
杜若「私が掃除している間に済ませてください。」
日向「うぇ〜ん、カッキーが遊んでくれないよ〜ぅ(棒読み)」
杜若「仕事をしない雇い主の相手なんてしません」
日向「わかった、じゃあ仕事する」
杜若「よし。」
日向「♪〜♪〜♪〜・・・・・・・・・・・・終わった!」
杜若「早っ!?」
日向「見てみて〜、ちゃんと終わったよ〜!」
杜若「んなバカな・・・・・って、ホントに終わってる・・・・・・」
日向「というわけでカッキー、僕の質問に答えてもらおうか。パンツ何色?」
杜若「だからそれはセクハラだと何度も」
日向「(食い気味に)な〜に〜い〜ろ〜!?」
杜若「言いません!秘密です!」
日向「ちゃんと仕事したのにぃ〜」
杜若「仕事をすれば答える、とは言ってませんから」
日向「こんにゃろ・・・」
杜若「暇になったならブログの更新でもしておいてください。
日向先生、言わないといつも忘れるんですから。」
日向「は〜い。ちぇっ」
杜若「ふぅ、全く。」
日向「カッキー」
杜若「今度はなんですか?」
日向「パンツ何いr」
杜若「(さえぎるように)言いません」
日向「むぅ〜・・・・・そういえばカッキーって、あんまりスカート穿かないよね」
杜若「え?えぇ、まぁ、ズボンの方が動きやすいんで」
日向「露出嫌い?」
杜若「そうですね。ふとましい足を晒すなんてみっともないですし」
日向「その細くてスラッとした足をどう見ればふとましいと言えるのか」
杜若「私の目にはふとましく見えるんです」
日向「ダウト!ふとましいのはそのお胸様だkふぶぉお!?」
杜若「だから!それをセクハラだって言ってるんです!」
日向「ぐぇ・・・いてててて、まさかお盆が飛んでくるとは思ってなかった・・・・・」
杜若「もう、気にしてるんだから胸の事は言わないでください。」
日向「じゃあ揉ませて?」
杜若「しばき殺すぞ☆」
日向「いやん、カッキーこわ〜い♪」
杜若「はぁ〜〜〜〜〜〜・・・」
日向「ね〜ね〜カッキー」
杜若「答えません」
日向「まだ何も言ってないのに」
杜若「大体がセクハラ発言だと予想ができるんで」
日向「も〜、いいじゃんパンツの色ぐらい教えてくれたってさぁ!」
杜若「嫌ですよ。他人、しかも男の人に下着の情報教えるなんて」
日向「何で嫌なの?」
杜若「それは、その・・・・・す、好きな人でもないのに、教える義理は・・・・・」
日向「減るもんじゃあるまいし」
杜若「貞操的には何かが減ります、確実に」
日向「何かって?」
杜若「・・・・・羞恥心を刺激されることで、メンタルが削られます」
日向「ぅおっし!じゃあガリガリメンタル削ってカッキーにセクハラし放題dあでっ!?」
杜若「物理的手段に出ないと暴走が止まらないとか、なんて面倒な・・・・・」
日向「ってててててて・・・あ、じゃあカッキー」
杜若「なんですか?」
日向「明日からスカート穿いてきて」
杜若「は?」
日向「ほらほら、近くに出来た大型スーパー『トントンホーテ』にセーラー服が売っt」
杜若「(さえぎるように)ちょっと待った、なんでセーラー服をチョイスされたし」
日向「だって、せっかくならひらひらしてるスカートがいいじゃん?」
杜若「その心は?」
日向「そりゃあもちろん!男のロマン、スカートめくりをやりt」
杜若「どこの小学生ですか!いや、今時小学生でもやりませんよ!」
日向「ほらぁ、スカートの中は神聖なる未知の空間じゃん?
朝日を浴びるためにカーテンを勢いよく開けるがごとく、
淑女のスカートをおもむろにふわりと風のように攫(さら)い、
普段は決して拝むことのできない絶対不可侵領域をこの目に焼き付けt」
杜若「厨二病みたいに語り出すのやめてくれませんか。セクハラ通り越してキショいです」
日向「キショっ・・・!?」
杜若「言っておきますけど、この事務所では絶対にスカートなんて穿きませんから!」
日向「えええええええええええええええ!?」
杜若「当たり前でしょう!そんだけ語り出すような変態がいる空間で、
わざわざ自滅行為に走るような真似、誰もしません!」
日向「ぐっ、正論で返された・・・・・」
杜若「誰でも思いつく返答です」
日向「ん?待てよ」
杜若「?」
日向「『この事務所では』って言ったよね?」
杜若「え?」
日向「ということは、事務所を一歩出れば、スカート穿いてくれるんだよね?」
杜若「・・・・・。」
日向「ならばカッキー!今からデートに行こう!」
杜若「ふぁっ!?」
日向「今日は予約も入ってないし、ね?ね?」
杜若「いやいやいやいやいや、『ね?』じゃないですから、いきなりなんなんですか!?」
日向「外に出ればスカート穿いてくれるんでしょ!?だったら今すぐにでも!」
杜若「わけがわかりません!というか、その行動力は一体どこから・・・」
日向「ふふふん、もう僕の脳内では、バッチリと方程式が整ったからね!」
杜若「ほ、方程式?」
日向「コホン。
『カッキーを外に連れ出す=(イコール)カッキーがスカート穿いてくれる』
『カッキーがスカートを穿く=スカートめくりができる』
『スカートをめくる=カッキーのパンツの色を確認できる』
よって!『カッキーを外に連れ出す=カッキーのパンツの色が判明すr』」
杜若「(さえぎるように)都合のいい解釈しないでください!!!」
日向「へぼはぁっ!?」
杜若「まったく・・・純粋な乙女の貞操を危機に晒して、何が楽しいんですか!?(泣)」
日向「か、カッキー・・・・・」
杜若「いい加減にしないと、辞表出しますよ?」
日向「ちょまっ、それはまずい!非常にまずい!」
杜若「雑務能力皆無な日向先生のことですし?私がいなくなったら大忙しでしょうね」
日向「ただでさえ予約相談とかスケジュール管理とか面倒だってのに・・・・・!」
杜若「私に辞めてほしくなければ、もうセクハラ行為はやめてください」
日向「うぅ・・・・・善処します。」
杜若「答えは全て?」
日向「いいえです(キリッ」
杜若「さて。」
日向「じょじょじょじょ冗談だってば杜若さぁん!!!」
杜若「はぁ。・・・そもそも、なんでパンツの色なんて知りたがるんですか?」
日向「え?だってほら、今日は・・・・・」
杜若「今日?えっと・・・・・8月2日、ですね。」
日向「そう、『パンツの日』だ」
杜若「・・・・・・・・は?」
日向「だから、パンツの日。8・0・2で、パンツ!」
杜若「・・・・・。」
日向「というわけで杜若さん、パンツ何色?」
杜若「・・・誰が言うかっ!!!」
日向「ぴぎゃあっ!?」
おぱんt・・・おしまい。
〜さぁ、あなたの下着カラーは!?〜
どうも、犯人です。
「しまった、やおいの日を逃した!」→「今日パンツの日じゃん!」
というわけでやらかしました、突発的パンツの日台本(笑)
ひたすら指が走るままに書き殴ったらこうなっていたとかそんなこと(´ω`)
思いのほか短めな全速力コメディーになっておりますが、よかったらどうぞ。
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