君とあの場所
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<登場人物>
唄利(うたり)♂:男。鈴架のことが忘れられず、『決断』を持ってあの場所へ行く。
鈴架(すずか)♂♀:か弱い人。あの場所にいる。
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!
唄利「よ、鈴架。久しぶり。」
鈴架「うん。久しぶりだね、唄利。」
唄利「仕事忙しくて、しばらく来れなかったからなぁ。ほら、お菓子持ってきたぞ」
鈴架「ありがとう。わざわざごめんね。」
唄利「はぁ。あれから5年も経ったとか、信じられないな。」
鈴架「そうだね。もう、そんなに経つんだね。」
唄利「覚えてるか?お前と俺が初めて会った時のこと」
鈴架「もちろん。木に登ってお昼寝してたら、鳥の鳴き声にビックリして落ちちゃって・・・」
唄利「あんときはびびったなぁ。いきなり人が降ってくるなんて、どこのアニメだって。」
鈴架「でも、唄利が受け止めてくれたから、怪我しなくて済んだんだよ?」
唄利「ホント、今思えば、お前が無事でよかったよ。」
鈴架「唄利のおかげだよ。」
唄利「あ、そういえばお前、海に行っても絶対水着にはならなかったよな」
鈴架「だ、だって・・・人もいっぱいいるし・・・素肌晒すの、恥ずかしいし・・・」
唄利「んで、俺が友達に頼んで買った水着渡して、ようやく着て見せてくれたよな。」
鈴架「あ、あれ、本当に恥ずかしかったんだからね・・・!?」
唄利「部屋ん中だったけど、俺がちょっと触れたらすぐ逃げて。まぁ捕まえてたけど。」
鈴架「唄利って、そういうとこ意地悪だったよね」
唄利「鈴架、いっつも素肌は見せてくれなかったから、堪能しておきたくてさ。アハハッ!」
鈴架「もう、本当に恥ずかしかったんだからね・・・!」
唄利「・・・鈴架ぁ」
鈴架「何?」
唄利「・・・・・俺、そろそろ疲れちゃったんだ。」
鈴架「どうしたの?何か嫌なことでもあったの?」
唄利「金に困ってるわけじゃない。
仕事が行き詰ってる感じもしない。
お前がいなくて生きてるのが辛いってのはちょっとはあるけど、
なんつーか・・・ボロボロなんだよ。」
鈴架「唄利・・・?」
唄利「両親の勝手で無理やりお見合いさせられて、
結婚を前提とした付き合いさせられて、
好きでもない女と結婚させられそうになってんの。
ホントありえねぇって。」
鈴架「・・・唄利は、そういうの嫌いだよね。」
唄利「俺は親孝行のつもりで、
できるかぎり親に従ってきた面もあるっちゃあるけど、
恋愛まで強制されるつもりはない。
俺は鈴架が好きだ。
今までも、これからも。」
鈴架「唄利・・・」
唄利「だから・・・・この気持ちだけは、譲りたくないんだ。お前を忘れたくない。」
鈴架「・・・・・。」
唄利「親には散々抗議したけど、結局ダメだった。」
鈴架「頑張ったんだね。」
唄利「粘ってみたけど・・・・明日、結婚式なんだ。」
鈴架「・・・そっか。」
唄利「ここにも来るなって言われた。たぶん、ここに来ようとしても、止められる。」
鈴架「じゃあ、もう、お別れなんだね。」
唄利「俺は、そんなの嫌だ」
鈴架「え?」
唄利「鈴架・・・俺はもう、お前を失うのは嫌なんだ。ここに、いさせてくれよ・・・・」
鈴架「・・・本当に、それでいいの?」
唄利「もう、疲れたんだ。今まで、頑張ってきたんだ。だから・・・頼む・・・・」
鈴架「・・・・・うん、いいよ。一緒にいよう、唄利。」
唄利「・・・きっと、お前なら許してくれるよな、鈴架。」
鈴架「うん。」
唄利「んじゃ、すぐ、そっち逝くから。」
そして1つ、銃声が響いた。
The End.
〜言い訳をせずに終われるものか!!!〜
どうも、犯人です。
完全なる突発思いつきです、はい。
n番煎じかもしれないとか思ってみたりみなかったり←
なんでだろう、アホなぐらいサクサク進んだ・・・・gkbr(((゜ω゜;)))
あ、最後の一行は、読んでも読まなくてもおkです、雰囲気でおk。
まぁ、頑張ればBLにしても問題ないので、よければどうぞ。
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