猫みたいな犬飼さん
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<登場人物>
犬飼(いぬかい):
ツンデレさん。猫みたい。放置しすぎたらしょんぼりする。相手がショゲたら焦る。
相沢(あいざわ):
ほんわか系(?)男子。犬飼さんが大好き。ツンされてもめげない。でもショゲる。
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!
[犬飼さんの部屋。相沢さんが遊びに来ました。]
相沢「いっぬか〜い、さぁ〜ん!」
犬飼「ぅにゃぁっ!?」
相沢「えへへ〜、久しぶり〜☆」
犬飼「ここ、こらぁ!いいいいいきなり飛びつくな相沢!」
相沢「だって、ず〜っと会えなかったから、嬉しくてつい」
犬飼「ついじゃない(怒) とにかく離れろ今すぐに!」
相沢「え〜・・・」
犬飼「問答無用!」
相沢「わわっ・・・」
犬飼「ったく。大体、『久しぶり』って言ったって、
アンタが部活の合宿でいなかっただけでしょうが。
(小声)メールしても返信来ないし、電話だって通じなかったし・・・・」
相沢「それがさ〜、部員の一人が練習中にケータイ弄ってて、先生に見つかっちゃって。
なぜか全員のケータイが取り上げられちゃったんだ・・・ぐすん。」
犬飼「そ、そうだったの。」
相沢「うわぁ〜ん!おかげで犬飼さんと連絡取れなくて辛かったよぉ〜!(泣)」
犬飼「あああわかった、わかったから!ええっと、えっと、ほ、ほら、泣き止みなさい!」
相沢「ふぐぅっ!?ん〜♪犬飼さんだぁ〜♪」
犬飼「(小声)ハグしてあげただけなのに、す〜ぐ機嫌直しやがって」
相沢「むぎゅぅ〜☆犬飼さん捕まえた〜」
犬飼「はいはい、もう。少ししたら解放しなさいよ?」
相沢「んん〜・・・・・(堪能中)」
犬飼「(小声)聞いちゃいねぇなコイツ(怒)」
相沢「ん?(匂いを嗅ぐ)・・・犬飼さん、いい匂いする」
犬飼「お前は犬かっ!?」
相沢「わんっ!」
犬飼「(小声)犬だったのか。」
相沢「お風呂入ったばっかりだった?」
犬飼「今朝入ったけど、そんなにシャンプーの匂い強い?」
相沢「強いってわけじゃないよ。犬飼さんの匂いだなぁ〜って思って。」
犬飼「おい、私の匂いってどういうことだ(怒)」
相沢「いっつも嗅いでるから、覚えちゃった☆」
犬飼「覚えるな!忘れろ!今すぐ!というかもう離れろ!」
相沢「のわぁっ!?うぅ・・・犬飼さん離れちゃった・・・・・」
犬飼「ぜぇ・・・ぜぇ・・・全く、アンタってやつは・・・・・」
相沢「あ、犬飼さん」
犬飼「な、何よ?」
相沢「お腹空かない?」
犬飼「え?あぁ、もうお昼の時間か。確かに空いてきたかも」
相沢「犬飼さんのご飯が食べたい!」
犬飼「はぁ!?」
相沢「ダメ?」
犬飼「アンタねぇ・・・飯たかる前提でウチに来たわけ・・・?(怒)」
相沢「違うよ。犬飼さんに会いに来たのと、お土産持ってきたんだよ!」
犬飼「お土産?」
相沢「うん!はいこれ、ご当地の『にゃんこのストラップ』!」
犬飼「んな!?」
相沢「犬飼さん、このシリーズ集めてるでしょ〜?俺覚えてたんだ☆」
犬飼「・・・・・・せいっ!」
相沢「ほわっ!?ふ、布巾?」
犬飼「て、テーブル、拭いといて!」
相沢「?は〜い。」
間。
犬飼「・・・ほら、出来たよ」
相沢「わ〜い!山盛りチャーハン!」
犬飼「か、勘違いしないでよね!?
ベべ、別に、(小声)お土産が嬉しかったとか、そんなわけじゃ・・・」
相沢「えへへ〜、いっただっきま〜す!モグモグモグモグ・・・ん〜美味しい!」
犬飼「よ、よかったわね。」
相沢「犬飼さん、料理上手だね」
犬飼「これくらい、誰だってできるでしょ?」
相沢「そうかな?この前お弁当作ってもらった時、友達に羨ましがられたよ?」
犬飼「何か言われたの?」
相沢「『女の子にお弁当作ってもらうとか、うらやま!おかず寄越せ!』って」
犬飼「お、おう・・・」
相沢「頑張ってガードしてたけど、卵焼き一個取られた(泣)」
犬飼「あぁ・・・そ、その分、チャーハンたくさん食べれるんだから、ね?」
相沢「あ、そっか!えへへ〜♪」
犬飼「(小声)ホント単純だな」
相沢「モグモグモグ・・・・・ん、ふぉういえふぁふぁ(そう言えばさ)」
犬飼「食べながら喋るな!」
相沢「んぐ・・・(飲み込む)んと、そういえばさ」
犬飼「何?」
相沢「しばらくデートしてないよね・・・」
犬飼「!そ、そう、ね。アンタ、部活忙しかったみたいだし、
予定も立てられなかったから、ね。」
相沢「デートしたい!」
犬飼「は、はぁ!?」
相沢「デートデート!犬飼さんとラブラブお出かけ〜♪」
犬飼「ちょちょちょちょっと待って!(小声)最近よそ行きの服とか買ってないのに!」
相沢「いつがいい〜?次の土日と、その次の土日なら空いてるでしょ!」
犬飼「ま、待ってってば!そんな急に予定組まれても、服も靴も用意できないし!」
相沢「服?」
犬飼「さささ、最近、新しいの、全然買ってない、から・・・」
相沢「じゃあお買い物!お揃いの服とか、可愛い服とか買おう!ね?」
犬飼「お揃い!?」
相沢「犬飼さんとおっそろ〜い☆」
犬飼「のわぁっ!?ちょ、ちょっと!飛びつくな相沢、このっ!」
相沢「あいたたたた、暴力ダメ!」
犬飼「アンタがいきなり飛びつくからでしょーがっ!お前は犬か!?」
相沢「ん〜犬飼さんに飼われるなら犬でもいいかな〜♪」
犬飼「どういうこっちゃねん!」
相沢「えへへ〜、わんわん!」
犬飼「鳴き声出せばいいってもんじゃない!」
相沢「ね〜、お揃いの服買おう〜?」
犬飼「かかか買わない、絶対買わない!そんな恥ずかしい事できないから!」
相沢「え〜・・・・・どうしても、ダメ?」
犬飼「うっ・・・は、恥ずかしいから、その・・・・・」
相沢「ペアルックぅ・・・」
犬飼「〜〜〜〜〜もう!わかったわよ!1着だけね!?」
相沢「いいの!?わ〜い☆」
犬飼「(小声)畜生、畜生、畜生!なんで流されちゃうんだよ私!!!超ハズイ!!!」
相沢「いっぬか〜いさんっ」
犬飼「な、何よ?」
相沢「デート楽しみだね♪」
犬飼「っ、あ、アンタだけでしょっ!」
相沢「犬飼さんだって嬉しそうだよ?」
犬飼「ベ、別に、私は・・・」
相沢「犬飼さんって、嬉しい事があると、こうやって俺の服掴むよねっ」
犬飼「な!?」
相沢「気づいてなかった?じゃあ無意識にやっちゃってたんだね。可愛い♪」
犬飼「べべべべべ別に嬉しくてやってるわけじゃないし!
てかもう離せ!いい加減離せ相沢!このっ!」
相沢「いたたたた、もう、ぎゅ〜ってしたら逃げようとするなぁ。
あんまり甘えてくれないし・・・・・なんか猫ちゃんみたい♪」
犬飼「はぁ!?」
相沢「にゃんにゃんにゃんこの犬飼さん☆」
犬飼「だ、誰が猫だっ!?」
相沢「犬飼さん!」
犬飼「即答するな!!!犬みたいなアンタに、なんで私が猫認定されにゃならんと・・・」
相沢「だって犬飼さん、ぎゅ〜ってして捕まえないと頭撫でさせてくれないし、
捕まえても少ししたら離せって暴れ出しちゃうし
チューも両手拘束してからじゃないとさせてもらえないし、
外で手繋いで歩いてても、友達を見つけたら絶対手離しちゃうじゃん。」
犬飼「そこからなぜ私が猫みたいだと?(怒)」
相沢「猫ちゃんって、気分が乗らないとあんまり触らせてくれないし、
捕まえたって暴れちゃうし、懐いたと見せかけて甘えてくるのに、
他の人の前ではツンとしちゃうような子が多いと思って!」
犬飼「ぁ・・・・・ぁ・・・・・!」
相沢「だから、犬飼さんは猫ちゃんだよ!俺だけの猫ちゃん♪」
犬飼「わ・・・私は、猫じゃ・・・・・」
相沢「猫みたいな犬飼さん。だぁい好きだよ。」
犬飼「・・・・・ゎ」
相沢「ん?」
犬飼「悪ふざけも大概にしろ!このバカ犬!死ね!」
相沢「へぶっ!?」
End?
〜ツンデレは稀少〜
どうも、犯人です。
こんなカップルが居たらほのぼのするな〜とか考えながら書きますた。
今回のキャラ名は、犬みたいな彼を飼っている彼女だから犬飼さんなんです(力説)
俺も猫飼ってみたい、背中に貼りつかれたい、マウス握ってる手に噛みつかれたい←
三次元カップル=リア充は爆ぜればいいと思いますが、よかったらどうぞ。
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