げいしゅん。
・男女逆転は絶対にやめてください
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<登場人物>
兄:
ノンケ。いたって健全なノーマル。彼女いない歴=年齢。ちょっと可愛い顔してる。
弟:
バイ。リバ。いたって大真面目。身長は兄よりちょっとだけ低い。イケメンでモテる。
※この物語には、ホモォなネタが含まれております。
苦手な方は何事もなかったかのようにブラウザバックするか、タブを閉じてください。
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!
弟「兄貴。・・・姫始めをしよう。」
兄「・・・・・・・・・・・・・・・・・弟よ、いきなり何の冗談だ?」
弟「俺は真面目だ」
兄「いやいやいやいやいやいやいや、あのな、ついさっきお前が言った言葉覚えてるか?」
弟「・・・『姫始めをしよう』。」
兄「それ、健全な男子高校生の発言じゃないぞ、わかるか?」
弟「健全な男子高校生なら、これぐらいの下ネタで盛り上がるだろ」
兄「盛り上がるかもしれないけどさぁ・・・・・言うとしてもそれ、彼女に言うセリフ」
弟「彼女いない」
兄「あんだけモテてんのにか」
弟「あんだけって?」
兄「クリスマス」
弟「あ〜、一方的にプレゼント押し付けられまくったやつか」
兄「先輩後輩問わず数多の女子生徒及び一部の男子生徒からもらってたよな?」
弟「そうですね」
兄「なぜに敬語・・・・・?」
弟「というわけで」
兄「ゴメン、何が『というわけで』なのかさっぱりわからない」
弟「兄貴、姫始めしy」
兄「(さえぎるように)それはいい、もういい、むしろ言わないでくれ。」
弟「ふむぅ・・・」
兄「はぁ・・・・・弟よ、貴殿は『姫始め』というものを理解しているのか?」
弟「当然だ」
兄「じゃあ簡潔に14文字以内で答えてみ?」
弟「(軽く咳払い)『新年あけまして!やらないか』」
兄「うんピッタリ14文字!ってそうじゃなくてだなぁ!!!」
弟「8割がた、当たってると思ってる」
兄「あぁ・・・うん、8割は譲ってやる、そこは肯定してやろう、悔しいけど!」
弟「だからほら兄貴。ヤろう。」
兄「なぁ弟。俺ノンケなんだけど」
弟「俺バイだから大丈夫」
兄「ちっとも大丈夫じゃないと思うんだ」
弟「なんで?」
兄「お前が良くても俺が良くないから」
弟「気持ち良くなるように、優しくします」
兄「だからなぜに敬語!?てか、気持ちいいとかそういう問題じゃないから!」
弟「兄貴・・・もしかして俺のこと、嫌い?」
兄「え?」
弟「なんか、断固として拒否されてる感じだから、さ。」
兄「あ、あのなぁ・・・嫌いってわけじゃなくてだな?」
弟「じゃあ好き?」
兄「〜〜〜〜〜、弟としてはな!兄弟としては好きだよ、そりゃあ!」
弟「姫始め・・・・・」
兄「弟〜、なんでそんなに姫始めにこだわるかなぁ?」
弟「兄貴知らないの?最近ツイッターで出回ってる情報」
兄「なにそれ」
弟「『男子の性欲が最も高まるのは17歳頃』って」
兄「あ〜、そんなのあったな」
弟「俺、17歳じゃん?」
兄「そう、だな。」
弟「ヤりたい盛りです」
兄「嫌な申告しないで?今ちょっと背筋がゾッとした」
弟「ほら、1月2日の行事と言えば姫始めなんだから、ヤろう」
兄「無駄に詳しいなお前・・・ってコラコラコラコラ!俺のシャツ掴むな!」
弟「なんで?」
兄「『なんで?』じゃない!今日は俺の半径1m以内に近づくな!」
弟「それじゃ姫始めできない」
兄「むしろしないでください、というか相手が俺である必要はないだろ・・・」
弟「俺、今フリーだけど」
兄「なんだそれ、彼女いない歴=(イコール)年齢の俺に対する嫌味かゴルァ!?(泣)」
弟「ならいいじゃん」
兄「何が!?」
弟「ん・・・あ、ということは兄貴、童貞?」
兄「現実叩きつけないで(泣)」
弟「でもなぁ〜・・・・・やっぱ兄貴は受けだよなぁ」
兄「・・・・・・・・・え、今なんつった?」
弟「『兄貴は受け』」
兄「お前よりちょっとだけ身長高いのに?」
弟「これぐらいどうってことない」
兄「お前より年上なのに!?」
弟「年齢こそ関係ない」
兄「どうしてそうなった!?」
弟「俺より細身で色白で結構可愛い顔してるし、俺より力弱いし」
兄「お前はいつから俺にグサグサと刺さる言葉を並べるようになっちゃったかなぁ!(泣)」
弟「え、もしかして兄貴、攻め側がよかった?」
兄「はぁ!?」
弟「でもなぁ、童貞でノンケだったら、筆おろしは女子の方がいいだろうから、
俺相手に攻めるのは微妙に合わないというか・・・」
兄「なんで真剣に悩み始めちゃってんのォ!?」
弟「うん、やっぱ兄貴。筆おろしよりロストバージンでイこう」
兄「だからさぁ!!!『イこう』じゃねぇんだっつってんだろうが!
って人が反論してる間に覆い被さろうとすんなっ、この!」
弟「下手に抵抗して辛い思いするのは兄貴だ。
ゆっくり優しくするから暴れんなって。」
兄「ヤること前提かよ!」
弟「何、嫌なの?」
兄「嫌だよ!全力で拒否るわ!男に押し倒されて悦ばないノンケですからぁ!」
弟「(考え中)」
兄「・・・え、なに、俺なんか変なこと言った?」
弟「・・・・・あ、わかった」
兄「ふぇ?おぅわっ!?」
弟「よいしょっと。これでいい?」
兄「・・・・・・・・何がいいのかさっぱりわからない」
弟「だから、兄貴は押し倒されるのが嫌なんだろ?
というわけで、体勢を逆転させてみました」
兄「そういう問題じゃないっ!男を押し倒すような体勢になっても嬉しくない!」
弟「わがままだなぁ兄貴」
兄「それこっちのセリフ。
押し倒すんだったら可愛い女の子がいいし、
押し倒されるんだったら綺麗なお姉さまがいいのはもはや王道だろ」
弟「俺は可愛ければ性別関係ないかな」
兄「すまん、バイセクシャルな弟に同意を求めてみた俺の間違いだった・・・!」
弟「しょうがないなぁ。兄貴、筆おろしとロストバージン、どっちがいい?」
兄「何そのどうあがいても絶望的な選択肢。選ばないからね?」
弟「あ、じゃあ俺が選んでいい?」
兄「わけがわからないよ(泣)」
弟「あ〜もう据え膳食わぬは男の恥っていうし、
据え膳でお預けくらってる俺の身にもなってよ兄貴。」
兄「お前みたいな、発情期に男に盛るような弟を持った俺を労われよ愚弟。」
弟「せっかく親父も母さんもいないのに」
兄「あぁ、二人ともじいちゃんばあちゃんの家行ったからな」
弟「なんで俺らが置いていかれたか知ってる?」
兄「知らん。深刻そうな顔してたから聞かなかった」
弟「叔母さんのセクハラ」
兄「え、マジで?」
弟「しかも若い女の子相手に」
兄「ふぁっ!?」
弟「てっきりおっぱいタッチとかお尻タッチ程度だと思ってたんだけど、
どうやら服脱がせて、アレコレ致しちゃったらしい」
兄「Oh・・・・・」
弟「んで、親父と母さん、学生時代の諸事情により、レズビアン苦手なわけね」
兄「あえて詮索はしないが、親父がGL苦手ってのは察してる。」
弟「激おこ状態に入った両親は、叔母さんを徹底的にシメに行くそうです」
兄「新春早々、ご苦労様だな・・・」
弟「というわけで兄貴。俺と姫始めs」
兄「(さえぎるように)どうしてそういう考えに戻しちゃったのかなぁ弟?」
弟「だから、親父も母さんもGL苦手なんだって」
兄「ついに話が噛み合わなくなったぞ」
弟「ん〜、兄貴がどこから知らないのかわからないから、説明がムズイ」
兄「そもそも、親父と母さんの話は必要なのか?」
弟「あ、最初から知らなかったんだ」
兄「最初!?」
弟「親父と母さんの馴れ初め、知らない?」
兄「全く以て知らない」
弟「親父の書いていた同人BL小説のファンが母さん」
兄「・・・・・ゴメンちょっと何言ってるかわかんない、てか理解したくない!」
弟「だから、昔親父がBL小説書いてて、母さんがその小説を読んでたんだって」
兄「受け入れがたい衝撃的事実!」
弟「で、とあるイベント会場で初めて会って、そこから意気投合して結婚なう。」
兄「ええっと・・・つまり、親父は腐男子で、母さんは腐女子だったってことか?」
弟「うん、当たり」
兄「それがどうして兄と弟で姫始めをする的な流れになってるんですか?」
弟「年越し、兄貴寝てたじゃん?」
兄「えぇ、今回は寝正月を敢行させていただきましたが?」
弟「そん時に、親父らがじいちゃんたちのところに行くって話してたんだよ」
兄「ふむふむ」
弟「で、そん時にさ。『姫始めとかしてみたいな〜』って言ってみた」
兄「・・・・・。」
弟「そしたら二人揃って、兄貴で姫始めしろって言った」
兄「どうしてそうなった!?」
弟「曰く、『未だ清い身体を保っている兄を犯す弟・・・薄い本がアツくなるぜ!』とか、
『親がいない頃合いを見計らって兄を監禁調教とか何それ萌える』とか、
『ヤるなら母さんの部屋にあるエロいろ七つ道具使っていいから!』とか言われた」
兄「・・・もう、あの・・・・我が親ながら恐ろしい・・・・・
つーか元凶がまさかの親だったとか!!(泣)」
弟「二人とも兄弟カップリングを望んでることだし、
俺と兄貴が姫始めしても誰も悲しまないって」
兄「俺が悲しいわっ!俺はノンケでノーマルだって言ってんだろ!?
なんで腐ってる方々の生贄にならなきゃなんねぇんだよ!?」
弟「俺は腐ってない。少なくともゾンビじゃないし」
兄「違う、そうじゃない。」
弟「俺は見るよりヤりたいタイプです」
兄「返答としては間違ってないけどちょまああああああああああああああ!?!?!?」
弟「んな叫ぶほどじゃないだろ」
兄「いやいやいや叫ぶから!いきなり自分のズボンに手ぇかけられたら叫ぶから!」
弟「わかったよ、まずは服の上から揉んであげるから。はい」
兄「ぁっ!ま、どこ、触っ、て・・・!」
弟「なんだ、俺が触っても結構感じてんじゃん兄貴。よかった。」
兄「弟ぉ・・・潰すぞてめぇ・・・・!」
弟「できるもんなら、な!」
兄「うわっ!?」
弟「うん、上から攻める方がヤりやすい」
兄「ははは離せ!俺の手首を拘束するなああああああ!!!」
弟「騒がしかったら口塞いでいい?ファーストキスぐらい女子がいいんじゃないの?」
兄「ひぃ!?」
弟「兄貴の貞操概念はある程度守るから、大人しく姫始めしよう、な?」
兄「無理、同意できない、てかお前いつから兄貴の両腕を片手で拘束できるほどの力が!?」
弟「そりゃあ、部活で鍛えたから」
兄「あぁ・・・これが文化系と体育系の違いか・・・!(泣)」
弟「んじゃ、兄貴。・・・姫始めしよう。」
兄「しーなーいー!誰がしてたまるか!!!」
弟「これ以上抵抗続けるなら、母さんの部屋にあるエロいろ七つ道具持ってくるけど?」
兄「脅されたって清い身体は守り通す!男、しかも弟相手なんぞに穢(けが)されたくない!」
弟「ひーめーはーじーめー!」
兄「嫌じゃあああああああ!全力でこぉとぉわぁるぅううううううううううう!!!(泣)」
End.
〜謹賀新年!〜
どうも、犯人です。
2014年書き初め、どうしてこうなった\(^o^)/
季節やらイベントやらに弱い作者が姫始めを思い付いて書き始め、
Wikiで「姫始め」を調べたらなんと1月2日の行事と見かけてひゃっふ〜いでした(´ω`)
今年もエロいろ(!?)台本書きますが、よかったらどうぞ。
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