あなたの思考は卑猥か否か3


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<登場人物>
白崎 壱(しろさき いち):
 受け。不運。声は低い方だけど元気。フラグを回避する能力はない。

緋戸 彩弧(ひのと あやこ):
 腐女子、もとい貴腐人。薄い本作家。人脈が広い。白崎の先輩。




!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!



彩弧「あ゛〜……駄目だ、全っ然捗らない……」

白崎「失礼しまーす。彩弧先輩、俺に緊急で重要な用事ってなんですか?」

彩弧「もう白崎とか亀甲縛りで某ハッテン公園散歩してヤられてくんないかなぁ〜」

白崎「…………は?」

彩弧「あ、亀甲縛り」

白崎「いやわけわかんないから、俺の名前亀甲縛りじゃないから!
   てか訪問した直後に恐ろしい要望が聞こえてきたんですがそれは!?」

彩弧「要望じゃねぇよ、もはや命令だよ。ホモネタメーカー白崎」

白崎「絶対に名乗りたくない肩書きみたいなの付けないでくれます!?
   俺自分からホモネタに突っ走ったことありませんから!!!」

彩弧「でもジャンジャンホモネタ作ってるらしいじゃん?」

白崎「誰から聞いたんですかそんなこと?」

彩弧「『きんかんたまたま食われたから白崎を食べました』って言ってた跡根(あとね)と〜、
   『白崎、剥いちゃいました☆』ってLINE送ってきた雁末(かりすえ)。」

白崎「ぁ……あぁ……!?」

彩弧「ほれ、雁末が送ってきた画像。M字全裸オンザチェアー」

白崎「消してくださいいいいいいいいいいいいいいい!(懇願)」

彩弧「バカ者。腐った仲間で共有して今度の即売会用のネタにするんだから残すわ」

白崎「いくら先輩でも俺の全裸画像とか脅迫ネタじゃないですかぁ!!!」

彩弧「ん〜じゃあ消してやるのはいいけっど〜、条件が1つ」

白崎「な、なんですか……?」

彩弧「近々作家仲間集めてアダルティーな薄い本描くから、お前、被写体な」

白崎「被写体?モデル、ってことですか?」

彩弧「イグザクトリー。着せ替え人形になることは決定事項。あと脱がせる。」

白崎「えっ」

彩弧「もちのろんで真っ裸コースをチョイスされる淑女様方しかいないからな、
   脱ぎやすい服装で来いよ」

白崎「ちょちょま、ちょっと待って」

彩弧「まぁ今日呼び出した理由も被写体要請だったし、ちょうどよかったわ。
   よし、作家仲間に早速連絡回さねば」

白崎「だから待ってくださいってば!写真消すだけなのに条件重すぎでしょう!?」

彩弧「貴重な資料を消さねばならない作家の悲しみを思い知れ」

白崎「たかが1枚でヌードモデルってどんな強制労働ですか!?」

彩弧「あぁそうだ。超スタイルの良い美少女な作家がいるから、
   白崎の下腹部をいきり立たせるために水着くらいにはなってくれると思うよ?」

白崎「え……?」

彩弧「あ、『なんだったら脱ぐよ?』だって。返信きた」

白崎「おい待てや、すでに被写体決定とかどういうことだよ!?」

彩弧「よかったなぁ白崎ぃ!美少女のおっぱいをタダで見られるんだぞぉ!」

白崎「なっ!?」

彩弧「ちなみに、身長155cm・体重43kgで超美乳のFカップだ」

白崎「ゴクリ」

彩弧「おおっと〜?こ〜こ〜でぇ〜?身長166cm・体重55kg・Cカップのお姉様が〜」

白崎「が、が〜!?」

彩弧「足でスリスリしてくれるらしいよ、白崎のム・ス・コ」

白崎「マジっすか!」

彩弧「美味しいネタの為ならそれぐらいお安い御用だってさ」

白崎「お姉様に……足で……ジュルリ」

彩弧「両手は縛られるだろうけど、悪くないシチュエーションじゃん?」

白崎「(小声)い、いきり立たせるためだけに生おっぱいや足によるアレ……
   童貞の俺には刺激的かつ貴重すぎる体験になること間違いなし!しかし……
   決して卒業できるわけではないし、その様子を不特定多数の異性に観察されるのは
   恥ずべき状況であることを懸念しないわけには…………!」

彩弧「お?『どうせならハ・ジ・メ・テ、奪ってあげるよ♪』という有難いお言葉が」

白崎「なんだとー!?」

彩弧「作家仲間の」

白崎「ぜひともお願いしまs」

彩弧「男の娘から」

白崎「前言撤回」

彩弧「なんでだよ。童貞捨てられるチャンスだろ!?」

白崎「嫌だよ!野郎のケツで童貞卒業なんて!!!」

彩弧「桃尻だぞ!?プリティーキュートで小さなヒップだぞ!?」

白崎「関係ないです!可愛いおにゃのこがいいです!男じゃなくて!お・ん・な・の・こ!」

彩弧「絶対に損しないって!白崎は童貞捨てられるし!こっちは生本番見られるし!」

白崎「誰得かと言われたら、俺得とは答えられないレベルで損します(泣)」

彩弧「チッ、じゃあ当日は麻縄を用意せねば」

白崎「ふぁ!?」

彩弧「最初に言っておく。私からの要求は全裸で亀甲縛りだ。拒否権はない。」

白崎「なんなんすかホント!?男を裸にして辱めて、一体何を求めてるんですか!?」

彩弧「刺激が欲しいんだよ!こう!目が冴えるような!リアルかつ視覚的なやつがよぉ!」

白崎「だからって俺がそんないやらしくお縄につかなきゃならない理由はないでしょう!」

彩弧「白崎の体、もうだいぶ開発されてんだろ?謹んでお縄に付け。」

白崎「絶対おかしい!そもそも俺の全裸画像を消すための条件だったはずなのに!
   あまりにも重すぎですよ彩弧先輩!」

彩弧「白崎を〜!ちょっとヤるとこ見てみたいっ!ハイッ!」

白崎「宴会芸みたいな言い方しても断固拒否しますからね!マジで画像消してください!」

彩弧「だーもうわかったよ!消してやるよ!M字全裸オンザチェアーだけな!」

白崎「うっし……え、『だけ』?」

彩弧「他は消してやらん」

白崎「聞き捨てならない単語が聞こえてきたんですがそこんとこ詳しく(震え声)」

彩弧「『フランクフルトを銜えた瞬間の白崎』と、
   『シェイクもといミルクセーキをぶっかけられた白崎』、
   『飲み会の罰ゲームでバニーガールになっちゃった白崎』、
   『修学旅行で爆睡してる、浴衣が着崩されてマジ事後な白崎』に、
   『ショタっ子白崎のふりふりワンピース姿』は絶対消さんからな!!!」

白崎「どんだけバラエティー豊かなんだよ!?てかワンピース!?
   確か、親戚にお遊びで着せられたのって……小学校入る前……
   入手経路が全くわからねぇ…………!(泣)」

彩弧「大体雁末から」

白崎「炉季(ろき)!?あの万年性欲食欲絶倫野郎が!?」

彩弧「お前の忘れ物を届けに行ったら、お母様が自慢げに画像データをくださったらしい」

白崎「オカン、マジ……許すまじ……!(泣)」

彩弧「白崎がど〜しても被写体を断るってんならしょうがない。
   美少女の生おっぱいもお姉様のおみ足も男の娘の桃尻もお預けになるが、
   それもこれも白崎が拒否ってんだもんな。うんうん。」

白崎「ぅぐっ……」

彩弧「これら5枚の画像、消してほしけりゃ、わかるな?ちなみに1枚に付き1冊分な」

白崎「っ……く……!ぜ、絶対、消して、くれますよね!?」

彩弧「あぁ、絶対だ。お前に削除ボタンを押させてやる。」

白崎「……やり、ます。」

彩弧「お〜そうかそうか!じゃ、これ読み上げて?」

白崎「は?」

彩弧「『白崎壱は彩弧先輩に特定の画像5枚を消してもらうため、
   全裸亀甲縛りを含む様々なポーズをとる被写体として1日勤めることを誓います』」

白崎「ひぃっ!?」

彩弧「はい白崎、復唱」

白崎「…………(躊躇)」

彩弧「しっろさっきく〜ん?」

白崎「……し、白崎壱は、彩弧先輩に、と、特定の画像5枚を、消してもらうため、
   全裸亀甲縛りを含む様々なポーズをとる被写体として、
   1日勤めることを誓います(泣)」

彩弧「うーっし言質とったぁ〜!」

白崎「え、げ、げん、って、ICレコーダー!?いつの間にそんなものを……!?」

彩弧「淑女たる者、ネタ回収のための記録道具一式を常備せずにどうする?」

白崎「淑女っつーより腐女子ですよね!?」

彩弧「それを言うなら貴腐人だ」

白崎「気品なんてなかった」

彩弧「あ?」

白崎「い、いや、なんでもないでs……」

彩弧「『風呂上がりに扇風機で股間を乾かす白崎』っていうネタを使った本なら、
   そっちの棚の1番上、左から8番目の本な」

白崎「……俺、どんだけネタに使われてるんですか(泣)」

彩弧「少なくとも両手では足りないかな」

白崎「そこは片手って言ってくださいよぉおおおお!!!」



間。



彩弧「……っていうところまで描いたけどボツったんだよね〜」

白崎「あぁ、だから今俺、被写体にされてるんですか……」

彩弧「大体そんな感じ」

白崎「先輩、いつの間に太極拳なんて会得してたんですか?」

彩弧「そりゃあ……淑女の嗜み?」

白崎「絶対違うと思います!」

彩弧「作家仲間の腐女子はみんな会得してると思ってた」

白崎「酷い思い込みですね……おかげで俺、先輩が強くご所望されてた通り、
   全裸で亀甲縛りと言う恥辱的に絶賛黒歴史製造中ですがねッ!!!」

彩弧「作家仲間総勢11人による鑑賞会にならなかっただけマシだと思え」

白崎「恐ろしいわ!そんなこと考えてたのかよ!!!」

彩弧「白崎が『ちんこすこう』ではなく『ちんすこう』を買ったのが悪い」

白崎「んな下ネタのダイレクトマーケティング、買えるわけないでしょう……」

彩弧「男のくせに度胸がないぞ」

白崎「公衆の面前!友達とか身内ならまだしも!お店の人の目!痛いです!」

彩弧「だったらお前の友人である雁末を見習え!
   アイツはわざわざ男の店員を狙って『ちんこすこう』を買っただけでなく、
   バッチリ連絡先交換してその日のうちにヤったからな!!!」

白崎「あんな万年性欲食欲絶倫野郎と一緒にしないでください!」

彩弧「あー……てか白崎、なんで勃ってないの?」

白崎「は?」

彩弧「いきり立たせろよ。萎えてる状態なんて漫画には殆ど出てこないから。」

白崎「この状況で興奮しろって、無理な話すぎる(泣)」

彩弧「OKわかった、低周波治療器持ってくる」

白崎「なんでそんなもの持ってんですか!?」

彩弧「物書きのお供だ。肩こりが酷くてつい購入したらすっごく便利。
   最近親戚のおじさんからもう1つもらったから、特別に白崎に使ってやる♪」

白崎「か、肩に、ですよ、ね?」

彩弧「おう、直接ブツにダイレクト」

白崎「ひぃいいいいいいいいいいいいい!!!」

彩弧「は〜いペタペタっと。んでもってスイッチオン」

白崎「っ!?ぅ、こ、これ、ちょ、きっつ……!」

彩弧「ちょっと強かった?んじゃ1段階下げて……」

白崎「ぁ、ぁ、あ、やば、先輩、とと、止めて、ヤバイヤバイヤバイ!」

彩弧「おぉ〜?これはなかなか面白いな。いい絵になりそう(ニヤリ)」

白崎「こ、れ、ホンット、ぅ、や、やめ……先、ぱい……っ!」

彩弧「ビクンビクンしてんじゃ〜ん?しっかりオッキしてきたし」

白崎「はぁ、はぁ!なん、つー、拷問、ですか、これ!」

彩弧「そのまま悶えとけよ〜?今から描くから」

白崎「はぁ!?」

彩弧「『拉致された若男が低周波治療器で悶える図』、いや〜今回も売上伸ばすぜ〜!」

白崎「やめっ、もう俺をネタに、ぁ、あ、ちょ、せんぱ、たすけ、て、あ、ああっ……!」



えんどぉ。





〜どれほど罪を重ねれば気が済むのか(私信)〜
どうも、犯人です。
「女性×白崎」という要望が出たので、女性⇒腐女子になりましたが頑張りました。
友人にショタワンピースを描いてもらってテンション上がったのでモチベ維持できたヨ←
それにしてもこのシリーズ、某人がヤらかし続けるからもう3作目だよ(´ω`)ドウイウコトナノ
えげつなく下ネタも扱いの酷さもぶっこんでますが、よかったらどうぞ。
		






   
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