Arc Jihad(アークジハード) -染めるは赤き罪-


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<登場人物>
[ゼラフィーネ・フォン・シュヴァイツァー(フィーネ)]♀
表記:Seraphine von Schweizer
年齢:19
詳細:騎士の家に生まれた才色兼備の女騎士。
   冷静かつ気丈で、あまり感情を表に出さない。
   魔剣側の教団に所属しておらず、担い手を配下扱いにしている。

[シグルズ]♂
表記:Sigurd
年齢:(外見)20代半ば
詳細:魔剣『ダーインスレイヴ』の担い手で、フィーネの契約者。
   狂信的なまでにフィーネを気に入っており、常に状況を楽しんでいる。
   軽い表現をしても、どこか陶酔しているような、重みや含みのある言い方をする。
魔剣の能力:永遠に癒せない傷を与える(代償:剣が血を浴びるまで鞘に納まらない)
	  ※鞘の能力=全ての聖剣・魔剣が持つ能力による事象を鎮静化・解除する

[バジリウス・フォン・シュヴァイツァー(バジル)]
表記:Basilius von Schweizer
年齢:(享年)62
詳細:シグルズの最初の契約者で、フィーネの祖父。
   戦いに罪を見ない人間が嫌いで、そんな人間に戒めを与えるために魔剣を握った。
   厳格そうに見えて孫思いの優しさを秘めている。

[アガーテ・クラインハインツ]
表記:Agathe Kleinheinz
年齢:(当時)25
詳細:快楽主義者の戦闘狂。
   年齢の割には知能が低く、魔弾の影響により罪悪感が欠如している。
   戦うことに快楽と楽しさを見出している上、躊躇いがないため非常に凶悪。

[ルシファー(ルキ)]
表記:Lucifer
年齢:(外見)20代後半
詳細:魔弾『フライクーゲル』の担い手。
   契約者を罪へ誘う体質を持ち、これに耐えられる者を探して契約を繰り返している。
   物静かで常に無表情だが、どこか悲しい雰囲気を纏っている。
魔剣の能力:射出した魔弾をコントロールする(代償:1発ごとに消費、継続可能時間63秒)
      魔弾に触れた人間を一時的に支配する(代償:継続可能時間63分)
      ※ルキの能力:血を与えることで、万物の傷を瞬時に癒す





!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!



[約2年前、墓地。フィーネが、今は亡き両親に花を手向けている。]

フィーネM「聖剣と魔剣の戦いは、2年前に知った。
   まだ始まったばかりだというその戦いに、お祖父様は参入していた。
   それを知ったのは、私の両親の、4度目の命日。
   墓に花を手向け、静かに祈りを捧げていた時だった。」

シグルズ「お墓ねぇ・・・・シュヴァイツァー卿も可哀想に。
   ま、可愛い孫娘が残っていただけ幸せだろうけど」

フィーネM「唐突に聞こえてきた、若い男の声。
   慌てて振り返り視線が合うと、男は少しだけ目を丸くした。
   見知らぬ男、周りには誰もいない。
   剣を持っている様子がない事から、騎士でないことだけはわかった。」

シグルズ「へぇ〜、見えるんだ。ククッ、血統付きの適性って感じかな?」

バジル「フィーネ、ここにいたのか・・・・・っ!」

シグルズ「よぉ。どうやら、お孫さんにも俺が見えてるらしいぜ?バジル。」

バジル「っ!?・・・そうか。ならばいずれ、フィーネも・・・・・」

シグルズ「そうなるだろうな。
   ククッ、アンタの老い先次第じゃ、俺が契約してやろうか?」

バジル「ふんっ、戯言を・・・」

フィーネM「第一印象は、特に何も感じなかった。
   お祖父様が、少しだけ悲しい表情を、強がりで隠していたことの方が、
   私は気になったから。」



間。



[約1年前、シュヴァイツァー邸近く。ルキがシュヴァイツァー邸を眺めている。]

ルキ「・・・やっと、見つけた。罪に溺れることのない、純白の魂。」

シグルズ「何か用か?堕天使ルシファー」

ルキ「!」

シグルズ「俺みてぇな一介の担い手に後ろ取られるってど〜なの?元大天使様よぉ!」

アガーテ「『フライクーゲル』!」

シグルズ「なっ、ぐああっ!?」

アガーテ「うふふふふ、ほ〜んとルキってば罪な子ねぇ。
   いつもボーっとしてるくせに、じゃんじゃん敵を引き寄せちゃうんだからん♪」

シグルズ「適合者も居やがったか。だが、今のは・・・?」

アガーテ「『フライクーゲル』、追尾開始♪」

シグルズ「のわっ!?ちぃっ、暗くてよく見えねぇし!」

アガーテ「捉えたわん♪追撃続行よ!」

シグルズ「っ、ざけんな!はあああっ!」

バジルN「攻撃が飛んでくる軌道を捉えたシグルズは、
   兵装『フロッティ』を水平に薙ぎ、女が放った弾丸を落とした。」

アガーテ「あぁん、落とされちゃったぁ。」

シグルズ「槍とか剣ばっかだと思っていたが、まさか魔弾が来るとは・・・!」

アガーテ「で・も〜、装填完了しちゃった☆
   目標は魔剣の担い手、『フライクーゲル』、射出!」

シグルズ「1回見てりゃ、カラクリは理解できんだよ!」

アガーテ「じゃあこれも?『シュネル』!」

シグルズ「があああっ!?」

バジルN「宙を舞う魔弾が急激に加速し、シグルズの腕を捉えた。
   剣を持っていた腕を撃たれたシグルズは、その衝撃に思わず剣を落とす。」

ルキ「・・・・・魔剣はどうした?」

シグルズ「ハッ、教えて、やるかよ・・・・っつぅ・・・・」

ルキ「そうか。なら、貴様に用はない。」

アガーテ「あら?どこに行くのぉ?」

ルキ「あの、屋敷へ。やっと、見つけたんだ。強い、女騎士を。」

シグルズ「おんな、だと・・・まさか、フィーネを!?くっ、急がねぇと!」



間。



[同刻、シュヴァイツァー邸。フィーネが、祖父バジルの部屋を訪れる。]

フィーネ「(ノック音)・・・お祖父様。フィーネです。」

バジル「あぁ、入りなさい。」

フィーネ「失礼します。・・・・・シグルズは?」

バジル「散歩に行かせた。アイツがいると、話が逸れやすくなる。」

フィーネ「そうですか。」

バジル「そちらに座りなさい。今紅茶を入れよう。」

フィーネ「あ、紅茶なら私が・・・」

バジル「私が呼んだんだ。お前は座っていなさい。」

フィーネ「・・・はい。」

ルキN「フィーネが一人掛けのソファーに座る。
   フィーネの前に紅茶の入ったカップを置き、ポットをテーブルの中央に置くと、
   バジルもフィーネに対する形でソファーに座った。」

バジル「お前も、もう18か。
   少し前までの愛らしさが、いつの間にか淑やかさに変わっている。」

フィーネ「!」

バジル「お前の仕草の1つ1つが、繊細で美しい。
   例えば、ほら、そうやってカップを持ち上げる動作さえ洗練されている。
   私が教えた覚えはない。」

フィーネ「それは・・・いずれお祖父様の、騎士の名を継ぐ者として・・・・・」

バジル「(食い気味に)私は、できればお前には剣を握ってほしくないと思っている。」

フィーネ「え?」

シグルズN「不意に紡がれたバジルの言葉に、フィーネは下げていた視線を上げる。
   視界に入ったのは、真剣な眼差しをやや下に向けた、祖父の厳しい表情だった。」

バジル「覚えておきなさい、フィーネ。
   騎士とは、剣を振るう者。
   剣を振るうことは、戦いに身を投じること。
   戦うことは、誰かを傷つけること。
   誰かを傷つければ、その者は咎人となる。
   すなわち、騎士とは咎人なのだ。
   お前が騎士としての剣を握ったその時、お前は咎人になる。
   決して忘れてはならない。
   お前は、お前の行くべき道を見つけなさい。
   それが咎なる道であったならば、私は潔く、騎士の名を授けよう。」

フィーネM「お祖父様は、終始声を荒げることもなく、
   私を戒めるような、慈しむような言葉を紡いだ。
   静かに語られる、お祖父様が背負ってきたモノ。
   これから私は、それを継承すべきか否かを、自らの心で決めなければならない。
   でも・・・考える時間は、そう長くもなかった。」

シグルズ「はぁ・・・はぁ・・・・バジル!」

バジル「シグルズ?っ、ケガを・・・戦闘があったのか?」

シグルズ「時間がねぇ、すぐにこっちに来る。フィーネ、お前は隠れてろ」

フィーネ「どういう、こと・・・?」

シグルズ「いいから!早く逃げろ!」

フィーネM「シグルズの言っている言葉を理解する時間は、与えられなかった。
   次の瞬間、ガラスの割れる音がした。
   驚いて振り返ると、割れた窓から入ったらしい侵入者が、こちらを見つめていた。」

アガーテ「あらあらあらら、ここってたしか騎士の家じゃなかったぁ?」

シグルズ「ちぃっ、もう来やがった!」

バジル「・・・礼儀のなっていない者共だな。
   人様の家に入る時は、きちんと正門を潜り、呼び鈴を鳴らしなさい。」

アガーテ「アハハハハ!ルキ聞いたぁ?すっごく余裕なんだけどー!ウケるぅ☆」

バジル「ふんっ、下品な笑い方だ。シグルズ」

シグルズ「あぁ。『揮(ふる)えよ その身で刻みし鮮血を喰らえ ダーインスレイヴ』!」

フィーネM「床に闇が現れ、そこから漆黒の魔剣『ダーインスレイヴ』が取り出される。
   でも、侵入した二人のうち、男の方は現れた魔剣に見向きもしていなかった。」

アガーテ「ルキ?どうしたのぉ?」

ルキ「・・・・・。」

アガーテ「んん?・・・あぁ、そういえばさっき、女騎士がどうこう言ってたわねぇ。」

フィーネ「え?」

ルキ「見つけた。罪に穢れない魂。探し求めていた、適合者・・・・」

バジル「っ、近づくな!」

シグルズ「言って聞くような奴じゃねぇ!
   『放たれるは闇 その身を蝕む悠久の呪い シュヴァルツ・フルーフ』!」

ルキ「ぅっ!?・・・やっと、やっと・・・・・」

バジル「ダーインスレイヴの斬撃を受けても止まらない・・・!?」

アガーテ「あなたはどれくらい楽しませてくれるのかしらぁん?
   『フライクーゲル、ツィーレン』!」

シグルズ「バジル!相手は魔弾だ!避けずに落とせ!」

バジル「無論!はぁあっ!」

アガーテ「あぁん、さっきから落とされてばっかりぃ〜。
   そ・れ・じゃ・・・・・2つ同時に撃っちゃうんだからぁ!
   『フライクーゲル・ドッペル』!」

フィーネM「飛び交う魔弾を、お祖父様が1つ1つ着実に落としていく。
   しかし、その間にも、ルキと呼ばれた男が、私の方へ迫ってきていた。」

フィーネ「っ、近づかないで。」

ルキ「・・・その剣では無駄だ。」

フィーネ「丸腰のあなたに言われたところで!はあああああ!」

ルキ「っ!」

フィーネ「な、に・・・・!?」

シグルズ「ぁ、しまった!フィーネ逃げろ!」

バジル「くっ!?」

アガーテ「ほらほら、よそ見なんてしてたらぁ、死んじゃうわよぉ〜!?」

フィーネM「私の振るった剣は、敵の手に捕まった。
   通常であれば、金属に当たる手ごたえなんて感じないはず。
   しかし、切っ先の方をよく見ると、男の手には、魔弾が握られていた。」

ルキ「捕まえた。」

バジル「フィーネに触れることは許さん!ふっ!」

ルキ「ぐぅっ・・・・!」

バジル「フィーネ!下がりなさい!」

アガーテ「敵に背を向けてもいいのぉ〜?」

バジル「しまっ・・・・」

アガーテ「うふふふ、死んじゃえぇ!!!」

シグルズ「バジル!くそっ、『シュヴァルツ・ヴルフ』!」

アガーテ「きゃああああああああああああああああ!?」

バジル「ぐぁっ!?は・・・ぁ・・・・!」

フィーネM「一瞬、何が起こったのか、理解できなかった。
   いや、理解したくなかった。
   シグルズの放った斬撃が天井を崩し、女を直撃した。
   そして・・・お祖父様が、私を庇うようにして、魔弾を受けた。」

アガーテ「うぐぅ・・・る、ルキ、血を!治癒の血、ちょうだぁい・・・・!」

ルキ「・・・・・。」

フィーネ「お祖父様・・・お祖父様・・・・!」

バジル「ゼラ、フィーネ・・・わす、れるな・・・・・・。
   騎士は、咎人なれば・・・いずれ、どのような、かたち、であれ・・・
   裁きのと、きが・・・おとず・・・れ・・・・・」

フィーネ「!・・・・・おじい、さま・・・・・」

シグルズ「バジル・・・くそっ!」

フィーネM「お祖父様の身体は、力なく地面にひれ伏した。
   魔弾は、お祖父様の心臓を貫いていた。
   ふと、床に弾丸が落ちているのが見えた。
   お祖父様の命を奪った弾丸。
   私は、思わずその金属の塊に手を伸ばす。」

シグルズ「フィーネ?おい、バカ!それに触るな!」

フィーネ「こんな・・・・こんなもので・・・・・お祖父様を・・・・・!」

アガーテ「ルキ!聞いてるのぉ!?治癒の血をちょうだいってばぁ!
   死んじゃうくらい痛いのにぃ〜!」

フィーネ「・・・許さない。騎士の剣を折ることは、私が許さない!」

バジルN「魔弾を左手に握りしめたフィーネは、バジルの傍らにあった魔剣を取り、
   シグルズの攻撃を受けてひれ伏した女へ剣を向ける。」

シグルズ「フィーネ・・・・俺と、契約を・・・・」

ルキ「魔弾に触れながらもなお、気高く美しい魂は穢れることなく。
   やっと見つけた・・・魔弾を持つに相応しい適合者。」

アガーテ「はぁ?ちょっとぉ、何言ってるのよルキぃ!
   ルキの契約者はぁ、私でしょぉ!?」

フィーネ「その身に刻め、我が騎士の名を!はあああああああ!!!」

ルキ「止まれ。」

フィーネ「っ!?か、らだ、が・・・・!?」

ルキ「今なら、アガーテを消してでも・・・・・」

シグルズ「そうはさせるか!『シュヴァルツ・ニーベル』!」

フィーネ「ぅぁ、っ!」

ルキ「黒い霧・・・・・籠絡の手を逃れたか。」

アガーテ「ルキぃ!もう、そろそろホント、ヤバい、ってば!
   早く、早くぅ、治癒の血をぉ!!!」

ルキ「・・・・魔剣の担い手。貴様を殺せば、その者は俺のものになる。
   だが、まだその時ではないようだ・・・ゆえに。」

バジルN「手負いのシグルズにゆっくりと近づくルキ。
   すると、ルキは自らの手を噛み、滴る血をシグルズの傷口に落とした。」

シグルズ「傷が・・・治って・・・・!?」

ルキ「今は生かしておく。・・・いずれ迎えに行く、ゼラフィーネ。」

フィーネM「ルキと呼ばれた男は、負傷した女を乱暴に担ぎ、
   この部屋を、屋敷を去っていった。
   残されたのは、自らの命を救われたことに激昂するシグルズと、
   お祖父様を失い、魔剣を手に入れた私だけだった。」



間。



[現代、シュヴァイツァー邸。ベッドにフィーネが横たわっている。]

シグルズ「フィーネ、おはよ。」

フィーネ「ん・・・ぁ・・・?」

シグルズ「疲れてたみたいだね。ぐっすりお昼寝。」

フィーネ「・・・そう。」

シグルズ「嫌な夢でも見てた?悲しそうな顔してたよ」

フィーネ「(溜息)昔の記憶よ。お祖父様を失った時のこと。」

シグルズ「あぁ〜・・・絶対に忘れられない、あれね。」

フィーネ「ルキの契約者の情報は手に入れてる。ただ、居場所がわからない。」

シグルズ「アガーテ・クラインハインツ。隠れるのがお上手みたいで。」

フィーネ「契約者であるにもかかわらず、シグルズに負傷させたんだもの。
   油断していたとはいえ、脅威であることに違いはない。」

シグルズ「心残りなんじゃない?そいつを置いて、日本に向かうっての」

フィーネ「・・・いいえ、そうでもないわ。」

シグルズ「お?」

フィーネ「ルキは、あくまで私を追ってくるはず。
   なら、私がどこへ行こうが関係ない。
   どう足掻いたって、ルキが私を見失うことはないでしょう。」

シグルズ「随分な自信だねぇ、フィーネ。俺嫉妬しちゃうよ?」

フィーネ「ふんっ、戯言を。」

シグルズ「ニシシ、フィーネ、バジルに似てきた?
   バジルも同じこと言ってたよ。」

フィーネ「血統じゃないかしら?同じことを言われてるあなたもあなたでしょう。」

シグルズ「クスッ、違いねぇや。」

アガーテN「ベッドから体を起こしたフィーネの頬へ、シグルズが手を伸ばす。」

シグルズ「俺、本当に嬉しかったよ。
   初めてフィーネを見たその時から、フィーネが欲しくてたまらなかった。
   けど、バジルが死んじゃったらフィーネとの繋がりが消えてしまう。
   いずれは他の担い手と契約してしまうかもしれないから。
   ・・・バジルが死んだのは俺としても辛かったけど、
   フィーネが何の躊躇いも迷いもなく魔剣を手にした時、最高に嬉しかった!
   この世界に来て、俺が一番欲しいと思った存在が、この腕に・・・・・」

バジルN「フィーネへ顔を近づけていくシグルズ。
   しかし、フィーネはシグルズの手を払い、ベッドから立ち上がった。」

フィーネ「あなたのものになった覚えはないわ。
   騎士ゆえの剣が欲しかったから、魔剣を握った、それだけのこと。
   あなたよりも有能な武器があるならば、あなたを切り捨てることも厭わない。」

シグルズ「!・・・・クククッ、やっぱりフィーネは、最高の騎士(ナイト)だ。」


フィーネM「一時の情に流されるほど、お祖父様は弱い人じゃなかった。
   そんなお祖父様に強く影響されたのか、シグルズの熱情も、
   私の心は受け付けない。
   そんなもののために、私は、魔剣を手にしたわけではない。
   お祖父様の遺志を継ぎ、奴を・・・アガーテ・クラインハインツを、
   この世から抹消する・・・・・!」


ルキ「ゼラフィーネ、気高く美しきもの。
   いずれは、この魔弾と共に、汝へ光をもたらそう。」



To be continued.
		



こちらの台本は、コンピレーション企画「Arc Jihad(アークジハード)」にて書かせて頂いたものです。
他の参加者様の台本はこちらへ


   
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