Arc Jihad(アークジハード) -交えるは平和な再戦-
・男女逆転は絶対にやめてください
・ネットブロードキャスト以外の利用はご一報ください
・少しでも疑問があれば利用規約を読んで、それでも分からないなら問い合わせください
<登場人物>
[サイガ・キョウ(匡)]♀
表記:斎賀 匡
年齢:18
備考:熱血、喧嘩っ早い。が人情にあふれている。
常に刺激を求めて行動を起こすため、後先考えない。
面倒くさいのは嫌いな性格なので何も考えてない素振りをしているが、
実はいろいろ考えている。ちょっとチャライ。
[ジークフリード]♂
表記:Siegfried
年齢:(外見)30代前半
備考:宝剣『バルムンク』の担い手で、匡の契約者。
基本はまじめで使命を果たすことに徹底している。
堅物そうに見えてたまに冗談を言ったりする。
[イオリ=セシル]♂
表記:Iori(庵) Cecil
年齢:23
詳細:普段はボケッとして気怠そうにしているが、基本お兄さん気質。
小さい頃から親兄弟と共に剣術を習っていたため扱い離れている。
日本人の父と外国人の母を持つハーフのため美形でモテるが、本人は無自覚。
[アマテラス]♀
表記:天照
年齢:???
詳細:『天之尾羽張神』の担い手で、庵の契約者。
主が全てであると考えている生真面目な性格。
基本無口で冷静だが、純日本風の喋り方をし、清楚で少し色気がある。
[ノエル・シルヴェール]♂
表記:Noel Silver
年齢:15
詳細:シルヴェール家の正統後継者で、あどけないパティシエの少年。
年齢の割には背が低い上に身体の線が細く、いつもゴスロリ服を着ている。
綺麗でカッコいい人が好き。
[マーナガルム(マナ)]♂
表記:Managarmr
年齢:(外見)20代半ば
詳細:魔楯『スヴェル』の担い手で、ノエルの契約者。
北欧神話における最強の狼「マーナガルム」の人格をインストールしている人間。
ノエルの兄であるかのように世話を焼いているが、戦闘になると好戦的になる。
魔剣の能力:太陽と月に帰属する武器の力を封じる(代償:対象は2人まで)
氷を生成し、操る(代償:氷を生成する際、呼吸を止める必要がある)
!━━━≡≡≡⊂´⌒⊃゜Д゜)⊃━━━ここから本編━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━!
[日本の街中。機嫌のいいノエルとマナが歩いている。]
ノエル「マナぁ、匡の場所わかった〜?」
マナ「ん〜、もうちょい向こうの方だな。けど、段々近づいてるぜ」
ノエル「えへへ〜、早く遊びたいな〜!」
マナ「そう焦るなって。はしゃぎすぎたら転ぶぞ〜」
ノエル「む〜、この格好で転んだことないもん!」
マナ「まぁ確かにそうだけどな?誰かにぶつかったりしたら・・・」
ノエル「早く行こうマナ!ほら、ダ〜ッシュっ!」
マナ「あぁこらこらこらこら、言ってるそばから走んなって!!!」
間。
[日本のとある広い公園。人気のない噴水近くで、匡が素振りをしている。]
匡「997っ、998っ!・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・・999っ・・・・・1000!
だぁ〜〜〜づがれだあああああああ!!!」
庵「お疲れ。今日の素振りノルマ終了。」
ジーク「マスター、地面に寝そべるのは良くない。せめて向こうの長椅子で・・・」
匡「素振り1000回した後なんだから、細かい事は目ぇ瞑ってくれよジーク〜。
さすがに今は一歩も動けねぇし!」
ジーク「しかし・・・・・」
庵「イクスに手荒くって頼まれてるから情け容赦なく訓練してるってのに。
これくらいでへばってたら、前に負かされたっていう女装っ子に勝てないぞ?」
匡「アイツは!・・・・その、油断してたっつーか、なんつーか・・・・」
アマテラス「実力不足も敗因の一つだったのだろう?」
匡「うぐっ・・・・・」
庵「そういうこと。ほら、10分休憩したら次、ランニング」
匡「はぁ!?庵、お前このっ、鬼!!!」
庵「お〜っと、ちょっと聞こえなかったなー、もう一度言ってもらえるか?匡ちゃ」
ノエル「(食い気味に)匡ちゃ〜ん!」
匡「ぎゃあああああああああああああああああああああ!」
アマテラス「ん?彼奴らは何者だ?」
庵「なんか、超可愛い恰好の可愛い子だな・・・匡とジークの知り合い?」
ジーク「先日話した、ノエル殿と担い手のマーナガルムだ。」
庵「・・・まさかあれ、女の子じゃないのか!?」
ジーク「驚かれるのも無理はない。」
アマテラス「ふむ。こっちは匡の性別詐称を受けた故、容易く信じられるな」
ノエル「あれれ?イクスじゃないお兄さんがいるよ?」
マナ「ホントだ。匡の彼氏か?」
匡「違ぇよっ!」
庵「初めまして、だな。俺は庵、庵=セシル。匡から話は聞いてる。」
ノエル「庵っ、カッコいいお兄さん!」
マナ「匡の仲間って感じか。なら、敵対意思はねぇな。何してたんだ?」
アマテラス「匡の特訓に付き合っていたのだ。」
ジーク「ちょうど休憩をしていたところだ。ノエル殿とマーナガルムはなぜここに?」
ノエル「遊びに来たの!匡ちゃんと遊ぼうと思って!」
庵「あ、そびに・・・・・・(小声)呑気だなぁこの子」
マナ「けど、その様子じゃかなりへばってるみてぇだし、今日はやめとくk」
匡「(さえぎるように)いいや!勝負だ勝負!リベンジマッチ!てかちゃん付けで呼ぶな!」
ジーク「マスター!先ほど、一歩も動けぬと言ったばかりでは!」
匡「バトル一回分くらいの体力は回復した!戦うったら戦うぞジーク!」
庵「そんなに負けたことを根に持っているのか。」
マナ「情けもかけてやったしな」
庵「あぁ、それも聞いてる。賭けの内容を無効にしてくれたんだって?」
マナ「元々後付けだったし、先に賭けを持ち出したのはノエルだったんだよ。
だから、俺が言った方だけな。」
ノエル「僕は遊びに来たんだってば〜。戦いはなし!ね?」
匡「勝ち逃げが許されると思うなよ!?ぜってぇに負かす!再戦しろぉ!」
ジーク「はぁ。マスター、そのように躍起にならずとも、もう彼らとの戦いは不要だ。」
アマテラス「諦めよ。匡は聞く耳を持っていないぞ。」
ジーク「ぐっ・・・・・」
ノエル「も〜しょうがないなぁ。じゃあ1回だけだからね?」
匡「おう!んじゃ早速!」
マナ「(食い気味に)ちょっと待った。前は突発的だったから、今回はルールを決めようぜ」
匡「ルール?」
マナ「このままだったら、単純に数の暴力だろ。そっちは4、こっちは2だしよぉ」
アマテラス「主、こちらも頭数に入っているらしい。」
庵「そうみたいだ。って、これじゃまた4対2・・・」
アマテラス「そちらには何か妙案でもあるのか?」
マナ「へへっ、最初っから『マージ・ウェイク』ってのはどうだ?」
庵「・・・そう来るか。」
ジーク「負荷の大きい戦闘を強いる気か。だが、マスターはまだ回復していない。」
匡「だぁいじょうぶだってジーク!」
庵「匡が大丈夫だと思っても、マージ・ウェイクする側の気持ちも考えてやって。」
マナ「そこはしっかり休んでもらうさ。せっかくやるなら全力がいいし♪」
ノエル「数は前と同じ2対1になっちゃうけど、僕らは個々で戦うより、
マージ・ウェイク状態での戦闘の方が慣れてるからね。
少しはお互いに公平でしょ?」
匡「担い手の力を使い慣れてるってことかよ・・・通りで連携が上手かったわけだ。」
庵「じゃあ、匡が十分に休んだら、リベンジマッチだな。」
アマテラス「御意。」
間。
[日本のとある広い公園。休んでいた匡が、噴水近くのベンチから立ち上がる。]
匡「っし!休んだ!準備万端!」
ジーク「時間を取らせてしまって申し訳ない。」
マナ「いいっていいって。こっちは遊んでもらう側だしよぉ」
ノエル「庵はどんな戦い方するかな〜?」
庵「それは見てからのお楽しみ。アマテラス」
アマテラス「来たれし
『天駆ける星々の輝きよ
我が下に集いて光芒の翼となれ
天之尾羽張神(あめのおはばりのかみ)』!」(同時にマージ・ウェイク)
匡「ジーク!」
ジーク「我が前へ
『古に受けし呪身(じゅしん)を以て
我が知恵 我が力 我が魂 全てを主に捧げる 宝剣バルムンク!
汝の刃に光芒一閃の加護を与えん』」(同時にマージ・ウェイク)
ノエル「えへへ、マナ!」
マナ「あいよ!『凍てつけ その身に受けし光を捕らえよ スヴェル』!
んでもって、『マージ・ウェイク』!」
庵「っ、これが噂のフィルターか。景色が青白く見える。」
匡「ボーっとすんなよ庵、油断してたら丸焦げになる」
ジーク「我々は一度戦ったが、庵殿は・・・」
庵「なぁに、命がかかってない分、気楽にやるさ。」
マナ「お互い準備もできたってことで」
ノエル「先手はもらうよ!『這い寄れ氷鮫(ひょうこう)! ルカン・グレイシー』!」
アマテラス「くっ、速い・・・!」
庵「だが、避けられない距離じゃない!」
匡「動き回られる前に叩き潰してやるぁ!うぉおおおおおおおおおお!!!」
マナ「正面からの突撃なんざ、無防備この上ねぇっての!
『飛べよ氷雨(ひさめ)! プリー・グレイシー』!」
庵「避けるな!そのまま防いで突っ込め!」
ジーク「御意!」
マナ「あちゃー、止まんねぇや。」
ノエル「だったら嫌でも動かしてあげる!
『開け陽(ひ)の花!冷たき楯は退(しりぞ)き かの地に大輪を咲かせん!
フリュー・デュ・ソレイル』!」
庵「な、なんだ!?」
匡「やっべ!」
マナ「ちぇ〜、ギリギリブレーキかけられたか。」
庵「敵は一人じゃないぞ」
マナ「のわっ!?あっぶねぇなぁ!そぅら!」
庵「アマテラス、追撃だ!」
アマテラス「『地上をさまよう哀れな魂よ
聖なる母の慈愛を以て 常夜の闇へ葬らん
天之尾羽張神(あめのおはばりのかみ)
敵を切り裂け!』」
ノエル「マナは回避に集中して!援護は僕が!」
マナ「任せたぜノエル!」
匡「ハッ!後ろがガラ空きだぜぇ!ジーク!」
ジーク「了解した!『天廻(めぐ)る疾風迅雷の如き時流の嵐雲(らんうん)
怒り狂え 我が刃となりて汝の力を示せ』」
匡「うぉぉぉらあああああああ!『ブレッヒェン・バルク』!」
ノエル「当てさせない・・・『守れ氷楯(ひょうじゅん)! グレイシー・ブークリエ』!」
ジーク「その程度の氷!」
マナ「甘ぇんだよ!っと、せいっ!」
庵「ぐっ!?」
匡「ぁ、庵!」
ジーク「マスター、これは・・・!」
匡「あ!?って、氷の中に楯だと!?」
アマテラス「主、無事か!?」
庵「っつー・・・クロウの刃の部分が当たらなくて助かった。
腕に喰らったけど、大丈夫だ。」
匡「庵!」
庵「こっちは問題ない。それより」
ジーク「なんという戦い方だ。自らの武器を平気で手放すなど・・・・・」
マナ「マージ・ウェイクでもしてなきゃ、こんな扱い方しねぇよ。
今はパートナーの安否を気にしなくていいし、あの距離だったら十分回収可能だ。
俺のバトルスタイルと高速移動を以てすれば余裕余裕」
ノエル「それに、隙はいくらでも突けるもんね♪」
匡「は?」
庵「っ、匡逃げろ!」
ノエル「遅いよ、『捉えよ氷枷(ひょうか)! ピエッジ・グレイシー』!」
匡「のぉわっ!?くそっ、捕まった!」
庵「俺が時間稼ぐから、さっさと罠から抜けろ!」
匡「すまねぇ!」
マナ「どんだけ耐えられるかねぇ!おるぁ!!!」
アマテラス「血に飢えた獣が、ひれ伏すがいい!」
マナ「ぜってぇに、断る!でぇあああ!」
庵「ふっ!はぁあっ!」
ノエル「よっと!大きいの行くよ!『フリュー・デュ・ソレイル』!」
庵「っ、視界が・・・!?」
アマテラス「主、後ろへ!」
ノエル「う〜ん、上手く当たらないね〜」
マナ「しゃあねぇよ、技の発動までにラグがあるんだし。
それに、直撃は狙ってねぇからな。」
庵「(深呼吸)・・・匡、ジーク、準備はいいな?」
匡「んあ!?なんか言ったか!?」
ジーク「マスター!暴れても氷は溶けない!」
匡「うっせぇわかってんだよ!さっさと壊さねぇと!」
アマテラス「聞いておらぬようだぞ、主」
庵「こっちは割と真剣に言ってみたんだけど・・・・・まぁ、合わせてくれると信じよう。」
マナ「なぁんか怪しいこと考えてねぇ?」
ノエル「そうみたいだね〜」
マナ「ま、匡が捕まってる以上、今は目の前の一人に集中できるぁ!」
庵「『天空に住まう羅刹に命ず 永劫の寂寞(せきばく)を求めし乙女』」
ノエル「のんびり構えてる暇なんてないよ!
『掴め氷鎖(ひょうさ)! シェーヌ・グレイシー』!」
庵「『我が剣(つるぎ)に宿りて 敵を蹴散らせ』・・・な〜んてね。はああっ!」
マナ「どこを狙ってやがる!剣を手放すなんざ、気でも狂ったか!?」
庵「ぐっ!?・・・フッ、こっちも真似をしてみただけだ」
マナ「何?」
匡「うぉおおおおおおおおおお!!!」
ノエル「わっ、匡ちゃん!」
匡「だぁからぁあああああ!匡ちゃんって、呼ぶなああああああああああああああ!!!」
マナ「やべっ、避けれねぇ・・・!」
間。
[日本のとある広い公園。戦闘を終えた匡がガッツポーズをとっている。]
匡「よっっっしゃああああああああああ!勝ったどおおおおおおおおお!!!」
ノエル「ふえええ〜、負けちゃったね〜」
マナ「ちぇっ、今度こそキスしてもらおうと思ってたのになぁ〜」
ノエル「まさか、庵を捕まえたと思ったら、匡ちゃんが飛んでくるとは思わなかったよ。」
匡「へっへ〜んだ、リベンジ成功!」
庵「けど、大喜びできることじゃないな」
ジーク「庵殿の言うとおりだ、マスター。」
匡「あぁ?なんでだよ」
アマテラス「此度は主の助力あっての勝利である故、
主なくては氷に囚われたままであったろう。
あの時、主が機転を働かせ、天之尾羽張神を投げつけていなければ、
氷は砕けなかった。」
匡「う゛」
マナ「ハハハッ!仲間さんの指摘がすっげぇ厳しい!」
ノエル「匡ちゃん、一人で突っ走りたがるよね。戦ってたらわかっちゃったよ」
庵「そうそう、ノエルの言う通り。匡、連携を顧みず暴走した罰として・・・・」
匡「ひぃっ!?」
庵「・・・ノエルの買い物に付き合おうか☆」
匡「・・・・・・・・・・・え?」
間。
[とある洋服店。ゴスロリをメインに数々のコスプレ衣装が並んでいる。]
ノエル「匡ちゃん匡ちゃん!今度はこっちの、水色の方着てみて〜!」
匡「いーやーだー!なんで勝ったのにそんな服着なきゃなんねぇんだよおおお!!!(泣)」
ノエル「ほぉら!暴れないの!そ〜、れっ!」
匡「へぶぁっ!?」
ノエル「ん、試着室入ろうね〜♪」
匡「だあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ジーク「・・・庵殿。」
庵「皆まで言わなくていい。
実はイクスから、匡に灸を据えるのを忘れるなって言伝を預かっててさ。」
マナ「なるほど〜。それでまたここに来たわけか。」
アマテラス「随分ヒラヒラした着物が多いな」
庵「西洋の服ばっかりだからね。
普段男物ばっかり着ている匡には、羞恥心的に大ダメージだと思う」
ジーク「確かに、1つの勝利でマスターを調子に乗せるのは良くないが・・・
以前にも増して、マスターが可哀想に・・・・・」
マナ「まぁ、上昇傾向にあるだけいいじゃねぇか。
成長を止めさせないためにも、刺激は大事大事」
庵「・・・それにしても、ノエルって本当に男の子?」
マナ「あ?そうだけど、それがどうした?」
庵「・・・・・・・・・いや、なんでm」
アマテラス「主、実は戦闘中、一瞬だが剣を握る手が緩んだ気がしたのだが。」
庵「うっ・・・」
ジーク「庵殿?」
庵「はぁ。あまりにも女の子にしか見えないから、まだ性別疑ってる。」
マナ「まさか、戦闘中にノエルのスカートの中が見えそうになってビビったとか?」
庵「・・・・・。」
マナ「ぷっ、男だなぁお前も!」
ノエル「庵〜!ねね、匡ちゃんはピンクとオレンジ、どっちがいいかな!?」
匡「バカ!余計なこと聞くな!てか、なんでちゃん付けなんだよ!?」
ノエル「だって、匡ちゃんって呼んだ方が可愛いよ?」
匡「可愛くなくていい!」
庵「(わざとらしく咳払い)ノエル、ピンクで」
ノエル「おっけ〜!」
匡「おっけーじゃねええええええええええええええ!!!!!(泣)」
間。
[洋服店の外。ノエルが庵に紙袋を差し出している。]
ノエル「はい、これ匡ちゃんの分!何かあったら着せてあげてね♪」
庵「いいのか?結構高かったと思うけど、これ」
ノエル「うん!今日は僕が負けちゃったからね、戦利品だと思って!」
匡「なぜだ・・・俺は勝ったのに、なんで罰ゲームみたいな・・・・・(泣)」
ジーク「マスター・・・・・」
庵「とりあえず、お仕置き道具として確保しておこう」
匡「ふぁっ!?」
マナ「ハハッ、良かったなぁ匡!」
匡「ど・こ・が!」
ノエル「あ、そろそろ帰らなきゃ!お姉さんも着いてると思うし」
庵「お姉さん?」
ノエル「そ!ゼラフィーネ・フォン・シュヴァイツァー、フィーネさんだよ!
とってもカッコいい女騎士で、僕の雇い主!」
アマテラス「例の魔剣の持ち主か。」
ノエル「そうだよ〜。僕は直接戦ったわけじゃないけど、
今までに十数本もの聖剣や魔剣を壊してるって噂が国境を越えてきたよ!」
マナ「そういうこった。まぁ敵意が無いのは俺らと同じだから、暇なら遊びに来いよ。」
ジーク「あぁ。今度こそ、マスターの喧嘩衝動を抑えて行かせてもらおう。」
ノエル「ん、次はぜ〜ったいにバトル無しね?」
ジーク「了解した。」
マナ「そいじゃまたな〜」
ノエル「おいしいお菓子作って待ってるね〜!」
アマテラス「・・・行ったな。」
庵「さて、匡。ノエルとの『遊び』は終わったから、続きやるか」
匡「へ?つ、続き?」
庵「(笑顔で)そう、ランニング」
ジーク「そう言えば、ノエル殿との再戦で中断されていた・・・」
アマテラス「今日(こんにち)の分はまだ達成できていないな」
匡「まままままままま待て待て待て!思いっきりバトった後にまた鍛錬!?」
バトル挟んでんだから今日くらい見逃せ!このハゲ!」
庵「じゃあ、これ着て外歩く?匡ちゃ」
匡「(さえぎるように)だあああああああ!走ればいいんだろ走ればああああああああ!!!」
ジーク「・・・・・我がマスターは、新たな弱みを握られてしまったか。」
To be continued.
執筆:ほにゃら隊長
編集:ほにゃら隊長、櫻庭 樹
こちらの台本は、コンピレーション企画「
Arc Jihad(アークジハード)」にて書かせて頂いたものです。
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